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小説 『光の帝国 常野物語』 レビュー

『光の帝国 常野物語』 恩田陸

膨大な書物を暗記するちから,遠くの出来事を知るちから,近い未来を見通すちから――
「常野」からきたと言われる彼らには,皆それぞれ不思議な能力があった.穏やかで知的で,権力への志向を持たず,ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々.彼らは何のために存在し,どこへ帰って行こうとしているのか?
不思議な優しさと渋い哀しみに満ちた,常野一族をめぐる連作短編集.


演劇集団キャラメルボックス,ハーフタイムシアター2009の原作に決定した恩田作品.

というわけで,久しぶりに読み返しました.

まず,これまでの常野シリーズの印象としては

『光の帝国』→おもしろかった
『蒲公英草紙』→なんかヌルヌル話が進んでいる
『エンド・ゲーム』→蒲公英草紙みたいな展開だと疲れそうだな(未読)

といったところでした.

それでも光の帝国自体は嫌いな一冊ではなかったので流れは覚えています.
今回は短編ごとではなく,全体としてレビュー.
短編ごとの要約は付けないので読んでないとわからないかもです.

全員が何かしらのちから,未来がみえたり,膨大な記憶力があったり,誰よりも早く走れたりするちからをもつ一族,「常野(とこの)」.
彼らはどの時代のどんな場所にも一定数が存在し続け,常野ではない人々の中でひっそりと生活し続けている.
ちからを持たない人から見れば,その存在は一種の病気のようなもので,その存在がばれると動物が病気を治すように常野一族は攻撃される.

まあ,超能力とかを認めていない現代社会からすればそうなるのは当然ですね.
こういう人たちがいても全く不思議ではないですが.

好きな話は「二つの茶碗」「手紙」「草取り」ですかね.
タイトル作「光の帝国」と「歴史の時間」も嫌いではないですが,グググとくるモノがあるので手放しで好きとは言えないカンジです.

「光の帝国」なんて電車の中で泣きそうになってました.


さて,小説の話はこれぐらいにして,舞台化の話をしましょうか.
今のところ,ベースが「光の帝国」と決定したことがわかっただけで全体的にまとめるのか,それとも短編をピックアップするのか,主題は残して新しいストーリーを構築するのかはわかってません.
まあ,最後が一番妥当かとは思いますが.

キャスティングのはなし.
まず,短編「光の帝国」をやるとすれば,大変なことになりますね.10歳前後の子供が4人出てきます.
「サボテンの花」の例もありますが,どうするんでしょうといったところです.

正直,ツル先生をどうするのか.
ヒザはツルのように曲がり,禿頭で,耳のまわりに白い毛が残っているだけ.
はい,そんな人はいません.

客演でなければ,西川浩幸か篠田剛のどちらかだと思いますが,この役だけ客演というのもありか.
篠田さんはどちらかといえば春田貴世誌(お父さん)の方が似合いそうです.

社会人になった春田記実子は前田さんか岡内さんですかね.

なにはともあれどんな仕上がりになるのか楽しみですが.
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