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ノベライズ 『この胸いっぱいの愛を』 レビュー

『この胸いっぱいの愛を』

もし,もう一度,あの時間に戻れるとしたら.そして,やり直すことができるとしたら―.
大好きだった年上のある女性,生んだ直後に死んでしまった母,交通事故で亡くなった息子….
1986年,門司.
“あること”をきっかけに,過去に戻ってしまった登場人物たちそれぞれの群像劇.


原作『クロノス・ジョウンターの伝説』の作者,梶尾真治による映画『この胸いっぱいの愛を』のノベライズ.

初見の時はクロノスシリーズもキャラメルボックスも見ていないので(たしか)覚えていませんが,あっさりしていた記憶はあります.
今思えばどこがクロノスシリーズなんだという内容ですね.

映画にはクロノス・ジョウンターは出てきませんが,小説には一応,まさに一応出てくるという何ともこじつけ感.

まあ,なんというんですか.
『クロノス・ジョウンターの伝説』が第一世界とするならば,こちらは別の世界,パラレルワールドのようなものですかね.

クロノスシリーズに登場した人物で,名前を完全に共有しているのは吹原和彦,布川輝良,角田朋恵,覚えているのはこの三人.臼井光男は出てきたかしら.他の作品に出てきたのかもしれません.
名残が残っているのは鈴谷樹里と鈴木比呂志.この2人の名前がドッキングして鈴谷比呂志として主人公になってます.

吹原と角田は老人に,布川は20手前の失敗したヤクザという設定に.

クロノス・ジョウンターも原作とは違うものに.
ある企業で開発されているという設定は同じですが,その理論はクロノス解析という数学界(小説内)では有名な理論から生まれたもの.
機体自体は巨大な機関車のようなものではなく,子供のおもちゃか,なにかのリモコンかと思わせるような小さなもの.

スイッチを押して生きたい時代を念じればそこにジョウントできるという代物.
さらに,使用者の周囲で同じ時代に意識が向いている人間がいればその人も巻き込んでしまうというなんとも傍迷惑な装置になっております.

ただ,原作のクロノスと違うところは,過去に跳んでも遠い未来にはじき飛ばされるわけではなく,元の時代に戻されるということ.
そのため,過去で未来を大きく改変すれば,別の人生の中に飛び込むことになり,変化させなければ同じ運命をたどることになる.
この一連のシリーズではタイム・パラドックスは大きな意味を持ちません.

原作のクロノスがその後改良されて小型化されるというのも面白い設定にはなりますが.


映画よりもこっちです.
ノベライズの方が面白いって.
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