GATE of VICSION BLOG

ブログ版『GATE of VICSION』 シーズン2がついにスタート!

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演劇集団キャラメルボックス 『夏への扉』 レビュー #caramelbox

キャラメルボックス2011スプリングツアー
『夏への扉』

原作:ロバート・A・ハインライン,福島正実(翻訳)『夏への扉』(ハヤカワ文庫刊)
脚本・演出:成井豊+真柴あずき

STORY
1970年,ダニエル・デイビスは失意のどん底にいた.大学で機械工学を学んだダニエルは,親友と二人で会社を設立.ハイヤード・ガールと名付けたロボットの開発に成功した.が,婚約中の恋人と親友が仕組んだ罠に嵌められ,会社とロボットを奪われたのだ.ダニエルに残されたのは,飼い猫のピートだけ…….彼は裏切り者二人への復讐を誓うが,逆に捕らわれの身となり,コールドスリープの冷凍場に送られてしまう.そして,長い眠りから覚めた時,そこは30年後の,2000年だった!会社は?ロボットは?そして,愛猫ピートは?すべてを失ったダニエルは,起死回生の一手を打つ!



ル テアトル銀座3月25日(金)19時の回を観てきました.

今回は舞台化世界初の『夏への扉』
ロバート・A・ハインライン原作のSFとして有名な作品です.

個人的にはル テアトル銀座も初.
どんな場所かまったく分からずに足を運んだものの,すぐに見つかり,周りに何があるのかも確認しました.



ストーリーは裏切りにあったかつての親友と元婚約者への復讐,そしてもう会うことはできないかもしれない少女を探すという単純明快な冒険活劇.
そこによく練り込まれたタイムトラベルという要素を入れることで話のスピード感とワクワク感が倍増する.

さて、原作のレビューはこの後で書くとして,簡単にストーリーを追いながら感想を.



舞台装置はいくつもの扉が壁のように積み重ねられていて,中央には階段が設置されている.

加藤さんの前説が終わるとステージは暗転.

ステージ中央の扉から主人公ダンが大きなボストンバッグを持って現れる.
そして古い日記を読むように,この物語を語り始める.

ダンに続くように段々と登場人物が扉から現れ,物語を語る.
ここで題目『夏への扉』が舞台上で光り輝く.

ここまでがオープニング.

その後はダンとマイルズ,ベル,そしてリッキィによるコールドスリープとタイムマシンを使ったタイムトラベル活劇が続くのですが,やっぱりこれは説明するよりも,実際に観ないと分からない爽快感.

とはいえ,古い作品なので今回の舞台化は映像化できないらしく,いつか必ず成されるであろう再演を待つしかないのです.

--
ダンの旅の目的は当初,ベルとマイルズに対する一種の復讐だったわけですが,彼らがなぜ,どのようにしてダンを裏切ったかが明らかになってくると,その目的にリッキィとの再会が加わります.

で,だんだんと再会のための旅という色が濃くなり始めて,最終的に未来で結婚.

この「11歳の女の子と結婚するための旅」がロリコン小説と呼ばれる要因なのですが,そこはキャラメルボックス,きれいなロリコン小説(なんだそれ)に仕上がっています.

なによりリッキィを演じた實川さんがかわいい.
もう11歳にしか見えないし,成長後もお美しい

ピートを演じた筒井さん.
今回は彼がストーリーテラーなので,基本的に出ずっぱり.
どこからどう見てもネコ,いやクマにしか見えませんでした.
かっこいい

そしてダンを演じた畑中さん.
畑中さんは,がむしゃらに人生を突き進む青年の役がすばらしく合ってると思う.
本当に大好きな役者さんです.



さて,次回公演はハーフタイムシアター
『水平線の歩き方』『ヒア・カムズ・ザ・サン』

水平線は再演.
岡田達也&岡田さつきのコンビが戻ってきます.

ヒア~は続編なのか,それとも完全独立作品なのか.

こちらも楽しみです.
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テーマ:演劇・劇団 - ジャンル:学問・文化・芸術

演劇集団キャラメルボックス 『サンタクロースが歌ってくれた ~10days Limited Version~』 レビュー #caramelbox

演劇集団キャラメルボックス 25th 4.5
2010クリスマス・スペシャル
『サンタクロースが歌ってくれた アナザーキャスト ~10days Limited Version~』

脚本・演出:成井豊

STORY
クリスマスイブの東京.彼氏のいない「ゆきみ」は,池袋の映画館で友人の「すずこ」と待ち合わせ.しかし,「すずこ」が約束の時間に来なかったため,一人で中へ.映画のタイトルは『ハイカラ探偵物語』.大正5年,芥川龍之介と平井太郎(後の江戸川乱歩)が怪盗黒蜥蜴と戦う話だった.ところが,芥川が黒蜥蜴を追い詰めた場面で,黒蜥蜴が消失!どうやら、映画の外に逃げたらしい.芥川と太郎,そして警視庁の菊池警部は,黒蜥蜴を追って,映画の外に飛び出す.そして,「ゆきみ」に現代の東京の案内を頼む.一方,「すずこ」が遅刻して映画館に辿り着くと,中からメイド服の女が飛び出してきた.彼女は,映画の中から逃げてきたと言う…….



サンシャイン劇場11月26日(金)19時30分の回を観てきました.

座席は1階18列6番.
当日は初キャラメルボックスの友人と待ち合わせだったため,そちらの都合で開演ギリギリになりそうだったのですが,あらかじめ伝えておいたところ,入りやすい座席を用意しておいてくれたとのこと.
本当に感謝.

オリジナルキャストの方はなかなかどうなるか分からなかったので,今回はアナザーキャストを選択です.
上川隆也も観たかったのですが,岡内美喜子には勝てない;;

今回もそんな感じのレビューになるかと思います.



この作品はキャラメルボックスTVでしか観た事がなかったので,ストーリーは何となく把握していますが,やはり劇場で観ると印象も迫力も桁違いでした.

『ハイカラ探偵物語』予告編は本当に面白そうな映画で,観ていてワクワクしました.

芥川×太郎×警部のトリオは10日間限定なんて本当にもったいないくらいの盛り上がりで,このトリオで再演を考えても良いくらいかもです.

ゆきみ×すずこは二人とも背がちっちゃくてかわいらしかった.(いや,失礼^^)

真柴さんのサヨの迫力….
奥様なんて比になりません

この作品は『ハイカラ探偵物語』のキャストが本当の役者として劇中に登場しているので,これがまた面白いところです.
役としての立場と役者としての立場が何となく一致しているように見えるのもポイントです.

終盤,テレビあさってのビルを舞台に繰り広げられる屋上と地上とのやりとりは,時間的に無理があるようにも見えますが,「芥川さん,本物の雪ですよ!」でそれはもう帳消し.

本当に良いセリフがたくさんある作品でした.

舞台装置としては,センターにおいてある大時計が,開演の7時に合わせて動き出し,『ハイカラ探偵物語』の上映時間,そしてこの作品の上演時間である120分後にはちょうど9時になるという演出.
これがかっこいい.これは生で観ないと分からない.

そして何より,この作品で最も重要な役とも言えるミツを演じた岡内さん.
登場した瞬間にステージがぱっと明るくなって,最後の最後まで太郎を想い続けるミツを見事に表現.
といっても,演出家ではないので,単に「うまかった!」という意味しかないんですが^^;

「いざ!東京へ!」のシーンもくるくる回るミツは美しかった.
電車の中で太郎に腕を捕まれているミツも美しかった.

つまり,すべてが美しかった.

も,もちろんストーリーも.

友人も楽しんでくれたようで,誘った甲斐がありましたということでこのあたりで締めます.



次回は世界初の舞台化となる『夏への扉』
こっちも楽しみだなあ!

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

演劇集団キャラメルボックス 『南十字星駅で』 レビュー #caramelbox

演劇集団キャラメルボックス25th?
ハーフタイムシアター・ダブルフィーチャー
『クロノス・ジョウンターの伝説 ?南十字星駅で?』

原作:梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ / 野方耕市の軌跡』
脚本・演出:成井豊

STORY
元エンジニア・野方耕市(のがたこういち)は,79歳.ある日,熊本の科幻博物館から,収蔵品の修理を依頼される.それは,43年前に自分が開発した,クロノス・ジョウンターだった.修理するうち,野方の脳裏に青年時代の記憶が蘇る.大学4年の夏,野方は親友を失った.名前は萩塚敏也(はぎづかとしや).萩塚は屋久島で沢登りしている最中,鉄砲水に流されて亡くなったのだ.萩塚に屋久島行きを勧めたのは,野方だった…….萩塚と最後に会った日に,もう一度行こう.野方はクロノス・ジョウンターに乗り込み,57年前の過去へと飛ぶ.


池袋初日3月12日(金)20時30分の回を観てきました.

こちらは『ミス・ダンデライオン』から席を移動して1階16列29番.これまたラッキー.

てなわけでレビューまとめ

小説 『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』 レビュー (1)
(吹原・栗塚・布川のレビュー)

小説 『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』 レビュー (2)
(鈴谷・朋恵・きみ時間・野方のレビュー)

演劇集団キャラメルボックス 『きみがいた時間 ぼくのいく時間』 レビュー

ノベライズ 『この胸いっぱいの愛を』 レビュー

いつも,岡内美喜子嬢が出ているといかに岡内さんが素敵かという内容を締めに持ってくる傾向があるため,今回は注意.する必要もないか;


いやあ,やっぱり野方耕市!
これほど愛すべきキャラクターがこのシリーズにいるなんて.
小説のレビューにも書いてますが,この『野方耕市の軌跡』を楽しむためにこのシリーズはあるようなものというと大げさですかね.

まあとにかく,個人的にはそれだけ野方さんが好きだというわけです.
西川さんが演じた野方だからとかそーいうんじゃなく.同じ工学の人間として野方が好き.

設計者不詳のクロノスを考えたのは実は野方だったというのもいい設定.
クロノスの理論から開発,その最後までを一番近くで見守った彼の勇士は感動もの.

あとやっぱりお芝居なだけあって,原作とは違い作ってあるところがいいですね.
これまでのシリーズからおいしいところを盛り込んだ感じがまさにシリーズ集大成.

ボグを使って一度未来に行ってから,さらに大きくなった反発力で過去に飛ぶってのはやっぱり眉唾ですが,それはもう野方さんのためなら許してしまいましょう.

でも,個人的には未来で布川と再開するプロットは見たかった.これいいシーンだと思うんですよね.
(これ,吹原だと思ったんですが,自分のレビューだと布川になってる.吹原が野方にあって,クロノスの場所を聞くってやつだったと思うんだけど,今手元にインフィニティ内から確認できないTT 野方は吹原に気づくんだけど,吹原は野方に気づかないみたいな)

どうにか遡航の目的である萩塚の屋久島行きを阻止してボグのスイッチを切ると飛ばされたのはなんと元の時代.イッツミラクル
クロノスの慈悲ですね.
思いっきり過去変えてますけど.

そうそう,キャラメルのシリーズでは蕗頼人なる来美子の弟が科幻博物館の館長ですが,吹原は来美子を助けたにもかかわらず決して結ばれることはかなわないっていうのはいいですよね.あの事件が頼人を動かしたのも.

ああ,あとダンスよかった!
めっちゃ楽しかった!久しぶりにかっこいいと思った!
くるくる回ってるんだもん.あれ,スパイラルじゃないの?
でもよかった

ミス?の時には気がつかなかったんだけど,舞台の中央が傾斜してるのってよくあるけど,今回は子供が子供に見えるようになんですね.

とまあ,やっぱり岡内嬢は素晴らしいと.
原田樹里も男優陣に引けをとらない長身でよく目立ってましたねっと.
結局最後は女優褒めて終わり.
つ,つかれ・・・た

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

演劇集団キャラメルボックス 『ミス・ダンデライオン』 レビュー #caramelbox

演劇集団キャラメルボックス25th?
ハーフタイムシアター・ダブルフィーチャー
『クロノス・ジョウンターの伝説 ?ミス・ダンデライオン?』

原作:梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ / 鈴谷樹里の軌跡』
脚本・演出:成井豊

STORY
横浜大学付属病院で働く医師・鈴谷樹里(すずたにじゅり)は,11歳の頃,小児性結核で入院していた.その時,同じく入院していた作家志望の青年・青木比呂志(あおきひろし)と出会い,「ヒー兄ちゃん」と呼んで慕うようになる.ヒー兄ちゃんは,幼い樹里に楽しいお話をたくさん聞かせてくれていた.しかし,ヒー兄ちゃんはチャナ症候群という難病のため,亡くなってしまう.19年後,樹里は,チャナ症候群に劇的な効果をもたらす新薬を手に入れる.ヒー兄ちゃんを救うため,樹里はクロノス・ジョウンターに乗り込み,19年前の過去へと飛ぶ.


池袋初日3月12日(金)19時の回を観てきました.

前日にツイッターで初日割引というツイートが流れたため,じゃあ,予定を早めてということで飛びつきましたよ.

割引価格だったため,2階席中心との話だったんですが,サンシャイン劇場が改装されてから2階に行ってないしいいかと思ったら,なんと1階15列26番!
こんな見やすいところに座っていいのかなという感じでした.

とりあえず,レビューの前にこれまで自分が書いたクロノス関係のレビューをまとめておきます.

小説 『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』 レビュー (1)
(吹原・栗塚・布川のレビュー)

小説 『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』 レビュー (2)
(鈴谷・朋恵・きみ時間・野方のレビュー)

演劇集団キャラメルボックス 『きみがいた時間 ぼくのいく時間』 レビュー

ノベライズ 『この胸いっぱいの愛を』 レビュー

あれ?実はキャラメルでやったクロノスシリーズのレビューはきみ時間だけでした.


そろそろ本題始めます.

クロノスシリーズは『きみがいた時間 ぼくのいく時間』で初観劇でしたが,舞台上にたたずむクロノス・ジョウンターをこの目で見るのは今回が初めて.

まあ,正直,感想はみんなと同じように「うわ,思ったよりでかいじゃないかい」ですよね.
しかも,ビデオやDVDだと起動時のモーションがスモークでいいカンジに隠れてしまっているため,横からせり出してくるスタイラスの動きをみるのはほぼ初めて.というか,全然違うものだと思ってました.

今回過去に飛んだのは,鈴谷樹里.
思ったんですが,岡田さんの樹里.前より綺麗じゃないかい?と,こんなことを言ったら怒られるか.

小説だと,シリーズの進行上,過去に滞在する時間を稼ぐために野方によって次々と改良されていくクロノスですが,今回,樹里が携行したのは「パーソナル・ボグ」
これ,?にしなかったのは面倒だからですかね.

個人的には,この都合よく改良されていくクロノスが好きなんですが.まあいいかあ

あと気になったのが,2回目か3回目かの注射の時,樹里がアンプルをベッドの後ろの棚から取り出してるように見えたのはこっちが見落としたからなのか,それとも本当に棚から出したのか.ちょっと疑問.

野方さんも注意したように遡航者の場から離れるとはじき飛ばされるってのがミソですからね.
関連してデイパックがはじき飛ばされた描写がなかったのは残念.
あれがあると,緊張感が出るのに.

今ちらっと,再読したけど,設定年が変わってるのかな.
『南十字星駅で』の前説で流れたビデオでは樹里が飛んだのは「2010年7月」になってたような気がするけど,原作では1999年なんですね
まさに大人の都合

こっちはとりあえずこのくらい

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演劇集団キャラメルボックス 『すべての風景の中にあなたがいます』 レビュー

キャラメルボックス2009
ハーフタイムシアター
『すべての風景の中にあなたがいます』

原作:梶尾真治「未来のおもいで」(光文社文庫刊)
脚本・演出:成井豊,真柴あずき

STORY
4月,イラストレーターの滝水浩一は,
熊本と宮崎の県境にある,白鳥山に登った.
山頂近くで突然の雨に見舞われ,
上から飛び降りてきた女性とともに,洞窟に飛び込む.
女性は,滝水がいれたコーヒーを飲むと,
また雨の中へと去っていった.一冊の手帳を残して.
手帳の最後のページには「藤枝沙穂流」と書いてあった.
数日後,滝水は手帳を届けるため,沙穂流の家を訪ねる.
ところが,その家に住んでいたのは,「藤枝詩波流」.
よく似た名前だが,沙穂流とは全くの別人だった.
はたして,沙穂流はどこに?


えーと,3月6日20:30の回です.
一月前の話題ですハイ.

岡田達也と細見大輔の掛け合いが絶妙.というか細見さんはっちゃけすぎ.
若干岡田達也がついてこれてない感がありました.

梶尾真治原作の作品はクロノスシリーズに続いて5作目.
自分は「クロノス・ジョウンターの伝説」「きみがいた時間 ぼくのいく時間」しか読んでいないわけですが,「ほうなるほどパワースポットによるタイムトラベルか」と素直に感心しましたよ.沙穂流と浩一が最初の出会いから一度も出会うことなく手紙だけがやりとりされるというなんともフィクション的な展開が悪くはなかったです.

で,今回は稲野杏那が初舞台.本当の初舞台は「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」だけどちゃんとしたセリフがあるのは今回が初.
いやーいいですね.声のトーンがキンキンしてると思ったけどそれは補正をかけて聞くということで.
これからも応援していきますよ.


そうだ.
コマ劇が閉館してシアターアプルもなくなったので,今回の公演はすぐ隣にある新宿FACEでした.
ライブハウスにパイプ椅子を設置して客席を確保.
元々立ち見のフロアだから,中央には横に長いテーブルがあるのでその後ろの人は紙類の荷物はそこに置けるという親切設計.
さらに,審査員席も存在するという.

が,しかし,パイプ椅子がために尻が痛い&狭い.アプルも広くはなかったけど痛いのはちょっと.
次はもう少し何か対策を考えねば.

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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