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ブログ版『GATE of VICSION』 シーズン2がついにスタート!

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小説 『国境の南、太陽の西』 村上春樹 レビュー

『国境の南、太陽の西』 村上春樹

今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら,僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなければならないだろう――たぶん.
「ジャズを流す上品なバー」を経営する,絵に描いたように幸せな僕の前にかつて好きだった女性が現われて――.


えーと.たしか2ヶ月前ぐらいに友人から借りて,すぐに読んだんですが,今になってレビューを書きます.
思い出せるかぎりのストーリーでなんとか.あと,どうしても書きたかった事は覚えているので.
ちなみに,数ある春樹作品の中でも今作が自分にとっては初春樹です.

てなわけで,ちょっと前置きから


お互いに好きな小説家とその作品を紹介しよう.という事で彼は村上春樹の『国境の南、太陽の西』を,自分は恩田陸の『三月は深き紅の淵を』を紹介したわけですが,どちらもそれなりに玉砕しました;;

彼は,『三月?』を第一章で諦めました^^残念.
まあ,そのあと貸した『六番目の小夜子』はそれなりだったみたいですが.

で,自分はというと今をときめいていないかもしれないけど,大人気作家 村上春樹を迎えるにあたって非常に期待はしていたわけです.
期待していたわけです…

正直,期待していた以上に自分には合わない小説だった.これまた残念.
では,ちょっと内容に


タイトルは“おお,これは期待できる”というカンジ.
あらすじを読んで“お,ちょっと待て,これはまさか…”と思って読み始めると

「それなりに普通の生活をしている中年男性が,かつて関係のあった女性の事を自分の人生を少しだけ後悔しながら思い返し,哀愁に浸る」

という,若干,どこに面白味を感じればいいのか分からないタイプの印象を受けてしまったわけです;;
いや,決してつまらないといってるわけではなく,「彼の女性関係を淡々と説明されても困ってしまう」という意味です.
それでも,印象に残った部分が2ヵ所あるわけです.

まず1つ
島本さんが僕の経営する『ロビンズ・ネスト』に初めて現れた夜にカクテルに関して交わした言葉.

「ねえ,何かここのオススメのカクテルはないの?」
「オリジナルのカクテルがいくつかあるよ.(中略)口当たりはいいけれど,かなりよくまわる」
「女の子を口説くのによさそうね」
「ねえ島本さん,君にはよくわかっていないようだけれど,カクテルという飲み物はだいたいそのために存在しているんだよ」
彼女は笑った.「じゃあそれをいただくことにするわ」

ここ,“へーそうなんだ”って思いました.


机の中にしまったはずの封筒が消えてしまった時に,僕が考えた事.

たとえば何かの出来事が現実であるということを証明する現実がある.何故なら僕らの記憶や感覚はあまりにも不確かであり,一面的なものだからだ.僕らが認識していると思っている事実がどこまでそのままの事実であって,どこからが「我々が事実であると認識している事実」なのかを識別することは多くの場合不可能であるようにさえ思える.だから僕らは現実を現実としてつなぎとめておくために,それを相対比するべつのもうひとつの現実を――隣接する現実を――必要としている.でもそのべつの隣接する現実もまた,それが現実であることを相対比するための根拠を必要としている.それが現実であることを証明するまたべつの隣接した現実があるわけだ.そのような連鎖が僕らの意識のなかでずっとどこまでも続いて,ある意味ではそれが続くことによって,それらの連鎖を維持することによって,僕という存在が成り立っていると言っても過言ではないだろう.でもどこかで,何かの拍子にその連鎖が途切れてしまう.すると途端に僕は途方に暮れてしまうことになる.中断の向こう側にあるものが本当の現実なのか,それとも中断のこちら側にあるものが本当の現実なのか.

ここです.


とまあ,逆に言えばそれ以外はあまり好みの小説ではありませんでした.

このあと,ありがたいことに『ノルウェイの森』も貸してくれようとしていたんですが,事前にあらすじを読んでみるとこちらも“中年男性が昔の女を思い出す”と,ほとんど似たようなあらすじだったので,丁重にお断りしました.

いつかよみます.いつか
それより,長編があまりおもしろくないということは,きっと短編には良作がそろっているのではと思うので,短編集を読んでみたいですな.

意外と長くなりました
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小説 『MM9』 山本弘 レビュー #MM9

『MM9』 山本弘

地震,台風などと同じく自然災害の一種として“怪獣災害”が存在する現代.
有数の怪獣大国である日本では気象庁内に設置された怪獣対策のスペシャリスト集団“特異生物対策部”略して“気特対”が,昼夜を問わず駆け回っている.
多種多様な怪獣たちの出現予測に,正体の特定,自衛隊と連携しての作戦行動…….
相次ぐ難局に立ち向かう気特対の活躍を描く本格SF+怪獣小説!


一応書いておきます
><ネタバレあり><

MBSにて7月7日から放送されるドラマの原作です.
各局放送日程は

MBS 7月7日(水)25:30
BS-TBS 7月10日(土)27:00
CBC 7月16日(金)26:30
TOKYO MX 7月10日(土)26:30

小説とドラマは登場人物がちょっと変わってます.
いわゆるテレビ受けする形に


怪獣による被害が自然災害として現実に起こっている地球.
パラレルワールド,この小説の表現ではちょっと違うかな.が舞台.

過去に発生した主な大地震やハリケーンの被害は怪獣災害だったとして記録されています.
日本では“関東大震災”や“阪神・淡路大震災”が大型怪獣による自然災害として扱われています.

ちなみに,作中の1923年の怪獣大災害は関東大震災がベースですが,ゴジラ関東侵攻がモデルとの事.
他にも様々な怪獣映画がベースとなって怪獣災害として描かれています.

だからといって無茶苦茶な理由で怪獣災害なんて謳っているわけではなく,『人間原理』に基づく『多重人間原理』によって説明されています.

登場人物の1人,宇宙物理学者の案野悠里の言葉を借りると,人間原理とは
<宇宙は人間によって認識されなければ存在しない>という考え方

それを発展させた,多重人間原理とは
<人間の存在を許す宇宙はたったひとつではなく,ビッグバンによって生まれた宇宙の他に,物理法則の異なる宇宙(つまり,怪獣が存在する宇宙)もあり得る.それを“神話宇宙”と呼ぶ>という考え方.

で,この神話宇宙というのはビッグバン宇宙の元素などから構成される物理法則は適用されず,いわゆる魔法や妖怪,怪獣といったものを許容できる宇宙であると.

かつて,人間が意識を持たなかった時代はビッグバン宇宙と神話宇宙は共存していてギリシャ神話や各地に残る伝説などが人間の生活と共にあった.しかし,人間が意識を持つようになり,それらの出来事を次々と自分たちの都合に合うように改変していく事で,神話宇宙の存在はビッグバン宇宙から切り離されていった.
怪獣災害が未だに存在しているのは,この人間による神話宇宙の切り離しが完全に完了していないからだという.

ちなみに,この『神話宇宙』というのは“myth universe”と“miss universe”の洒落だとか.

題名にある“MM”とはMonster Magnitudeの略であり,怪獣の体積や種類から予想される怪獣災害の規模を表すための数値.MM0は1トンの水に等しい体積であり,MMが1あがるごとに体積が2.5倍となっていく.
MM8は水重量換算1600トンから4000トン相当(二足歩行型の怪獣であれば身長40メートルから50メートル)であり,歴史上MM9以上の怪獣は神話や伝説の中でしか確認されていない.


こういった,ハードSF要素をベースに怪獣災害が存在し,これに立ち向かう気象庁の職員たちが日本中を駆け回る箱庭冒険活劇となっています.

では,この小説も章ごとに行きますか.


<第一話 緊急!怪獣警報発令>
怪獣3号 固有名「シークラウド」 MM8.7
深海で成長したエビが餌場を求めるために数千匹の群体生物となり東京湾に向かって移動しているのがその正体.

気象庁特異生物対策部,通称“気特対”の説明と,小笠原海域で発見された海洋怪獣の話.
いや,エビの大群が海中を一直線に進んでくるなんて想像しただけでゾクゾクします.
海中カメラにエビの大群が映る描写なんて,細かい表現でもないのに,思わず部屋をみまわしてしまう.

<第二話 危険! 少女逃亡中>
怪獣6号 固有名 「ヒメ」 MM4.6
岐阜県に出現した外見が10歳の少女にみえる体長20メートルの怪獣.
自分の意志で体のサイズを変更する事が可能であり,手から光の刃を形成することが可能.

表現はかわいいんですけど,出現時にはいわゆる放送禁止な格好をしているわけで,おそらく映像化はこのままでは困難なシナリオ.でっかいヒメにも服を着せるとかの処置ができるかもしれませんが,それでは多重人間原理を都合良く解釈しすぎです.
物語上,このあとすべての話に関係してくるので重要な怪獣なんですが,ドラマはどうするんでしょうか.
もしかして全然違う話になるかな.

<第三話 脅威! 飛行怪獣襲来>
怪獣1号 固有名 「グロウバット」 推定MM1.5
コウモリに似た飛翔怪獣で体内に放射性物質を持つ.
科学博物館に展示してあるあるものを目指してアフリカから飛来した.

もう話がギャオス.コウモリと表現されていますが,頭の中ではギャオスが東京に向かって一直線に飛んでいる様子が頭に浮かんでいました.

<第四話 密着! 気特対24時>
怪獣5号 固有名 「メガドレイク」 推定MM6.0
吹田市に出現.女子高生が公園に埋めた違法に持ち込まれたマンドレイクが巨大化したもの.

テレビ局が気特対の活躍を世間に広めるために密着取材をするお話.
ビル群に巨大植物怪獣ってやっぱり大レギオンしか思い浮かばない.あっちはもっとたちが悪くて,ガメラが被害を最小限に抑えるために自爆して仙台もろとも吹き飛んだけど.結果として宮城県は仙台を中心に壊滅.

<第五話 出現! 黙示録大怪獣>
怪獣7号 固有名 「クトウリュウ」 MM9.0
8つの龍のような頭を持ち,背中には人間の上半身がのっている.

いわゆる神話宇宙とビックバン宇宙は神と呼ばれた多頭龍がつくり,その後,別の生物と戦い,肉体を滅ぼしたが魂だけは神話宇宙に存在し続けた.1000年に一度,多頭龍ともう一つの生物との戦いが再現され,勝利した方に宇宙が委ねられる.

世界中に存在する神話や伝説,宇宙創造の話がすべてかつて神だった多頭龍と人間の意志による真実の改変によって表現されている,一回読んだだけではなかなか理解できないお話に仕上がっています.
これまでの4話で張られた伏線を見事に回収した良エピソードです.


やっぱり,日本で怪獣ものをやるなら自衛隊にがんばってもらわないと.
でも,自衛隊ではなかなか刃が立たず,別の怪獣の助け(実際は地球を守るためだったりする)によって窮地を乗り切るってのは怪獣ものには外せない設定.
だからやっぱり平成ガメラは好きなんです.

もちろん,ゴジラみたいに自衛隊内に特別編成チームがあってメーサーのような特殊武器や,かつて人類が倒したゴジラの亡骸から作った機龍をつかって危機を脱するという話も好きなんですけどね.

単に機龍シリーズは好きなだけですが.

コンセプトとしては武器を持たない公務員が怪獣相手に現場と対策室を駆け回りながら奮闘する人間ドラマ.であるため,怪獣はあくまで脇役.
名前の出てこないオペレーターとか部員が多いけど,その人たちにも何となくキャスティングができるというのはやっぱりおもしろい証拠.

特に,最後の部分はこの小説,ひいてはこの世界に存在するすべての特撮物を表現する会話となっていて,これは秀逸.
絶対に後ろから読んではいけません.

ドラマが楽しみです.

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小説 『告白』 レビュー

『告白』湊かなえ

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」

我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。


6月5日から全国東宝系ロードショーされ,“意外と好評”なんて失礼なんじゃないかと思うような評価もある映画の原作.
本屋大賞の事は知ってても,ふとしたきっかけがないと読まなかったでしょうね.

今回も,映画化>観たいな>先に読もうか,という流れ

買ったのは文庫なので,うっかり最後の中島監督のインタビュー読みそうになったけど,読むと自分の文章で書かなくなるのでやめました.

ネタバレは程よくあります.
作品自体は随分前のものなので


じゃあ,まず作品に対する先入観から

小説読むときって,脳内でキャスティングします.
良くある事ですが,映像化されたあとだと,その俳優が好きだったりするとキャスティングは終了.
でも,ときどきもっと良い配役が浮かぶ事もあります.

『告白』の場合,映画のキャストは松たか子,木村佳乃,岡田将生,それと名前も顔も分からないけど生徒役の女の子が印象的らしいという事だけ.
しかも,松たか子以外はどんな役か知らない.
今回も良い配役だったんではないかと思います.個人的に

それからストーリー
“娘を亡くした女性教師が,クラスの中に犯人がいると告白する”
まさにその程度の知識.
全編が口頭,手紙,遺書,と形を変えながらの独白っていう構成は嫌いじゃない.

どこかで「怖い」なんて感想をみた気がするけど,正直,恩田陸『Q&A』の方が怖かった.

この作品は章ごとにレビューするタイプ.


というわけで本編

<第一章 聖職者>
主人公A:森口悠子の告白
ゆっくり,しかし,相手を苛立たせる口調を感じさせる改行のほとんどない文章.読みづらい分,引き込まれていく.
前半は生徒の名前が出てきたので,まあ,意図的に関係者の名前を挙げてるんだろうと思ったら,誰でも分かるように名前を伏せてた.

<第二章 殉教者>
主人公B:北原美月の告白
最後まで読むと,この章が一番“怖い”のかもしれない.
脳内キャスティングは佐津川愛美だったと思う.

<第三章 慈愛者>
主人公C:下村直樹の姉 聖美の告白
主人公D:下村直樹の母親の日記
この章は好きじゃない.日記形式は嫌いじゃないんだけど

<第四章 求道者>
主人公E:下村直樹の告白

<第五章 信奉者>
主人公F:渡辺修哉の告白

この二つの章は合わせて一つ.どちらも事件の真相に迫っているが,真実はいつも一つじゃない.っていう話

<第六章 伝道者>
主人公A:森口悠子の告白,そして復讐
「これが私の復讐であり、あなたの更生の第一歩だと思いませんか?」
でもね,松たか子は好きだから,この章が楽しみ.非常に楽しみ.


最後まで脳内キャストがはまらなかったのって,直樹と修哉かな.
なんか顔がなかった

土曜までに読むつもりだったけど,まさかこんなに早く読了するとは思ってませんでした.
というわけで,映画は土曜日に観に行きます.
レビューはちょっとたってからです.

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小説 『神様のパズル』 レビュー

『神様のパズル』 機本伸司

留年寸前の僕が担当教授から命じられたのは,不登校の女子学生・穂瑞沙羅華をゼミに参加させるようにとの無理難題だった.天才さゆえに大学側も持て余し気味という穂瑞.だが究極の疑問「宇宙を作ることはできるのか?」をぶつけてみたところ,なんと彼女は,ゼミに現れたのだ.僕は穂瑞と同じチームで,宇宙が作れることを立証しなければならないことになるのだが….


今年映画化された「神様のパズル」の原作.
映画はまだ観てません.

コンセプトは単純

「宇宙の作り方」

これだけ理解しておけば大丈夫といったところですね.
読み進めていくと量子論,シュレディンガー方程式,加速器,質量とエネルギー,なにやら高校物理や数学が苦手だった方々には耳も眼も体全体が痛くなってくるような単語がちりばめられていますが,そこは大丈夫.

よくわかっていなくても何となくわかったようなつもりで読み進めても解決するようにできている.かもしれません.

構成は主人公・綿貫基一が卒論のために付けた日記という形.

女の子目的で選んだゼミからはじまり,沙羅華との出会い,宇宙の作り方,そして最後には….といった構成です.

序盤から中盤,ラスト直前に向けてだんだんとテンションと緊張感,ワクワク感を高めていく構成は読んでいて楽しかったです.が,ラストのこれまでとは違ったほんわか感がガクッと勢いをゆるめた感じになってます.それが残念.
まぁ,ラストの沙羅華は正直萌えなんですがね.

そして

この気持ちが何ビットの情報量に相当するのかは知らないが,しばらくの間,僕はちょっといい気分にひたっていた.

このフレーズのおかげで「綿さんありがとう,そしてがんばった!」と若干理由のわからない感謝を述べたくなります.


というわけで内容としては満足のいく小説でした.

さてさて,機本伸司の第二弾『メシアの処方箋』もすでに読了済みですので,そのうちレビューします.

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小説 『光の帝国 常野物語』 レビュー

『光の帝国 常野物語』 恩田陸

膨大な書物を暗記するちから,遠くの出来事を知るちから,近い未来を見通すちから――
「常野」からきたと言われる彼らには,皆それぞれ不思議な能力があった.穏やかで知的で,権力への志向を持たず,ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々.彼らは何のために存在し,どこへ帰って行こうとしているのか?
不思議な優しさと渋い哀しみに満ちた,常野一族をめぐる連作短編集.


演劇集団キャラメルボックス,ハーフタイムシアター2009の原作に決定した恩田作品.

というわけで,久しぶりに読み返しました.

まず,これまでの常野シリーズの印象としては

『光の帝国』→おもしろかった
『蒲公英草紙』→なんかヌルヌル話が進んでいる
『エンド・ゲーム』→蒲公英草紙みたいな展開だと疲れそうだな(未読)

といったところでした.

それでも光の帝国自体は嫌いな一冊ではなかったので流れは覚えています.
今回は短編ごとではなく,全体としてレビュー.
短編ごとの要約は付けないので読んでないとわからないかもです.

全員が何かしらのちから,未来がみえたり,膨大な記憶力があったり,誰よりも早く走れたりするちからをもつ一族,「常野(とこの)」.
彼らはどの時代のどんな場所にも一定数が存在し続け,常野ではない人々の中でひっそりと生活し続けている.
ちからを持たない人から見れば,その存在は一種の病気のようなもので,その存在がばれると動物が病気を治すように常野一族は攻撃される.

まあ,超能力とかを認めていない現代社会からすればそうなるのは当然ですね.
こういう人たちがいても全く不思議ではないですが.

好きな話は「二つの茶碗」「手紙」「草取り」ですかね.
タイトル作「光の帝国」と「歴史の時間」も嫌いではないですが,グググとくるモノがあるので手放しで好きとは言えないカンジです.

「光の帝国」なんて電車の中で泣きそうになってました.


さて,小説の話はこれぐらいにして,舞台化の話をしましょうか.
今のところ,ベースが「光の帝国」と決定したことがわかっただけで全体的にまとめるのか,それとも短編をピックアップするのか,主題は残して新しいストーリーを構築するのかはわかってません.
まあ,最後が一番妥当かとは思いますが.

キャスティングのはなし.
まず,短編「光の帝国」をやるとすれば,大変なことになりますね.10歳前後の子供が4人出てきます.
「サボテンの花」の例もありますが,どうするんでしょうといったところです.

正直,ツル先生をどうするのか.
ヒザはツルのように曲がり,禿頭で,耳のまわりに白い毛が残っているだけ.
はい,そんな人はいません.

客演でなければ,西川浩幸か篠田剛のどちらかだと思いますが,この役だけ客演というのもありか.
篠田さんはどちらかといえば春田貴世誌(お父さん)の方が似合いそうです.

社会人になった春田記実子は前田さんか岡内さんですかね.

なにはともあれどんな仕上がりになるのか楽しみですが.

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